お風呂場で歌がうまく歌える理由

お風呂場で歌が上手く歌える(聴こえる)理由のひとつに「残響時間の長さ」があります。

残響時間が長いと、微妙な音程のずれ、リズムのタイミング、強弱、声色、などがぼやけて耳に届きます。

ぼやけて耳に届くので細かな修正する必要がないので「歌いやすい」というわけです。

ピアノも同様で、演奏者はタッチやペダル、音色を細かく使い分けて演奏します。演奏中も常時細かな修正をしながらピアノに向かっています。そこに残響があると修正する労力が減り、リラックスしてピアノに向かうことができます。

ただ、残響が長すぎるとタッチを使い分けているのに、その結果が耳に届かないという現象になります。そうすると表現したい音楽が表現できないという事態になり、これを嫌います。

残響時間の他にも、耳に届く音量や音質、これらも大きく弾き心地に影響します。