ピアノ・コレクション

ほんの一部ですが、お客様がお持ちの様々なメーカーのピアノをご紹介して参ります。それぞれに個性があって、魅力的なピアノばかりです。ピアノを選ぶにあたっての参考にもどうぞ。

日本のピアノを中心に

ボストンピアノ GP215(日本)

ボストンピアノの最上級モデル。札幌で活躍するピアニストがチョイスしたピアノです。時間をかけて多くのピアノの試弾を重ね、このブランド、このモデルに辿り着きました。大変気に入って頂いて私も大満足。本当に長くお付き合いいただいているお客様の一人です。

ディアパソン D164F(日本)

時間をかけて、こだわりを持ってピアノを選んでいくと辿り着くブランドの一つです。小さめのサイズなのに深みも充分、しっかりしたタッチ、そして木を感じさせる音色と音の分離性の良さが素晴らしい。やはりベヒシュタインを意識した設計なのでしょうか。お知り合いやブログなどを通じてお客様同士が既に知り合っていたり、そんなご縁もあって出会うことができたお客様のひとりです。

ボストンピアノ UP118E(日本)

どのブランドにしようか、消音ユニットを取り付けるべきか、床暖房での過乾燥はどう対処するか、など、ひとつひとつ問題点や疑問点などをクリアにしていき、私自身もお客様とご一緒に選ばせて頂いたという充実感があります。甘い音色で、なおかつ芯があって豊かな音色。これはやはり魅力的です。

ボストンピアノ GP178(日本)

東京まで出向いてお客様ご自身が選定した一台。大変に気に入って頂いてます。スタインウェイが設計し、多くの特許・設計思想を取り入れたボストンピアノが誕生してまだ日が浅いが、確実にユーザーの支持を得ている。私も大好きなメーカーのひとつ。フォルテシモだけでなく、ピアニシモ域においても音の伸びがよく倍音も豊か。イメージ通りに弾くことのできる表現力の広さが素晴らしい。

シゲルカワイ SK3(日本)

多くのピアノを試弾して小学校2年生のお嬢様が一番気に入ったピアノ。重厚でかつ倍音が大変豊かなので大変に心地のいい音色。それが部屋全体にふわっと広がり気持ちよく耳に届きます。タッチも軽やかで大変に弾きやすく過去のカワイとは全く別物のピアノといってもいい。出荷調整もかなり念入りにされているのが伝わってきて仕事をしていても気持ちがいい。

クロイツェル KE600(日本)

ヨーロッパのグレードの高いパーツをふんだんに使用した手作り。総アグラフ方式を採用し、温もりのある心地よい木の音色。手作りのため生産台数も少なく馴染みのない方も多いかと思いますが良いピアノです。とても気に入って頂いて母娘お二人で弾いていらっしゃいます。

YAMAHA C7(日本)

1968年製。あるピアニストより230cmクラスのピアノを探して欲しいと依頼があり、先日無事に納めました。再塗装(黒艶消し)、鍵盤張替え、消耗品を交換し、ハンマーや弦もドイツ製に交換して新品同様。いやいや、新品よりも魅力的です。ピアノは5台目とおっしゃってましたが大変気に入って頂いてホッとしております。秋には演奏会も控えているそう。さすがにこのクラスになるとパワーも存在感もあります。

YAMAHA W106 (日本)

お伺いすると話題になるのがいつもお互い大好きな犬の話。このピアノを選ぶ時もわざわざ足を運んでくださり、我が家の犬ともご対面。デザイン・色・音色、どれも気に入って頂いております。このモデルは大変に人気があり、ヤマハの木目ピアノのベストセラーといってもいいかもしれません。

大橋ピアノ (日本)

多くのピアノを探し歩いて一番気に入ったピアノがこの大橋ピアノ。大変質の良い手作りのピアノです。創業(昭和34年)から自主廃業(平成7年)までの総出荷台数が4639台。滅多に巡り合えない貴重なピアノです。現存しないメーカーではありますが今も中古市場では人気のあるブランドです。

YAMAHA U1 (日本)

50年もの間、本当に大事に大事に使われてきたピアノです。外装の傷にも想い出が刻み込まれているようです。お孫さんが使うようになって移動する時には思い切って塗り替えてみようかと話されておりました。

ヨーロッパのピアノを中心に

HOFFMANN(ホフマン) T128(チェコ)

札幌の音楽制作会社「ジョーダウン」にホフマンのアップライトが導入されました。このピアノには「グランフィール」というアップライトのタッチをグランドピアノのタッチに匹敵するべく機能が搭載されております。ホフマンのピアノの良さに加え、タッチも大変に素晴らしく、アップライトではいつも気を遣いながら弾かねばならないトリルや装飾音も楽に弾けます。試弾可能です、お問い合わせ下さい。

HOFFMANN(ホフマン) T186(チェコ)

ベヒシュタイン・チェコで生産されるホフマンは100%ベヒシュタイン新設計。2006年にこの新生ホフマンが誕生し、ここ北海道でも少しずつお客様が増えつつあります。軽やかなタッチと豊かな倍音は弾いていて本当に楽しい。早いパッセージもトリルも鍵盤が指に吸い付いてくるようです。天井が高く音響も素晴らしい素敵なお宅へ納めさせて頂きました。

スタインウェイ O180(ハンブルク)

既にベヒシュタインのアップライトをご愛用し、このたび念願のスタインウェイのグランドピアノをご購入いただきました。東京のセレクションセンターで同モデル3台の中から選んでいただくわけですが、好みもしっかりしており、迷うことなく決定。軽やかなタッチと、魅力的な音色。この素晴らしさを写真からお伝えできないのが残念(笑)。

スタインウェイ S155(ニューヨーク)

日本ではあまり見かけることのないニューヨーク・スタインウェイ。防音室とともにアップライトからのグレードアップ。特に5歳の女の子が沢山のピアノの中から一目惚れ。ご家族でピアノを楽しんで頂いてます。古き良き時代の音色がそのまま今も引き継がれ、多くのニューヨークスタインウェイのファンを魅了します。

スタインウェイ D274(ハンブルク)

フルコンサートピアノ。いま世界中のアーティストから圧倒的な支持を受けているモデルと言ってよいでしょう。このサイズのピアノは日本の一般住宅には難しいものがありますが、ご所有のお客様のお宅は十分な広さと吹き抜けの部屋。音響も素晴らしく弾いていて本当に気持ちがいいです。演奏会も控えていらっしゃるそうで、練習後はどんなに疲れていても必ずピアノを磨くとのこと。私も見習わなくては。

PETROF(ペトロフ) ROCOCO(チェコ)

ヨーロッパのピアノをお持ちのお客様より御紹介いただいて訪問させていただきました。ロココ調のピアノが似合う素晴らしいお住まい。奥様とお嬢様3人がヴァイオリンとピアノを楽しんでいらっしゃいます。白いピアノをお探しの方いらっしゃいましたら是非このモデルを候補にされてみてはいかがでしょうか。

スタインウェイ K132(ハンブルク)

小学校の時にピアノのレッスンは中断したものの、ピアノを弾くことは中断する事なく、大人になった今でも毎日のように弾いていらっしゃるとのこと。海外のピアノの魅力を知ってリサーチ。スタインウェイに魅力を感じ、高価だけれども絶対に後悔したくないからとこれに決めたそうです。重厚な低音域と輝くような高音域はスタインウェイの魅力です。

BECHSTEIN(ベヒシュタイン) L(ドイツ)

奥行165cmのサイズとは思えないくらいのパワーと重厚な音と高音の輝き。白鍵を象牙に交換、 黒鍵を黒檀に交換。いつものように念入りに調整後に出荷させていただきました。先日、お客様より言葉では言い表せないくらい気に入っているとメールをいただきました。そんな言葉を頂くと本当に嬉しく思います。

SCHIMMEL(シンメル) 120TN(ドイツ)

「シンメルはもっと魅力的な音のはず」と欧州ピアノに詳しい友人を通して依頼がありいってまいりました。ずいぶん荒れた音色とタッチのバラツキを整えて終了。仕事を終えたあとはヴィンテージオーディオが大好きなご主人を掴まえて、次々とレコードやCDを聞き比べさせていただきました。自慢の DECCA社の最高級電蓄「デコラ」も堪能させていただきました。北海道ではここでしか見られないのでは?と御主人。ヴィンテージオーディオファンにとっては憧れ。

BECHSTEIN(ベヒシュタイン)M(ドイツ)

ご主人がバイオリニスト。ベヒシュタインの音色に大変魅力を感じていらっしゃいます。幼稚園に通う息子さんがこれからレッスンに通う予定。このピアノは奥様が趣味で弾いていらっしゃいます。謙遜されていましたが、本当に良い音で大変上手にこのピアノを弾きこなしていらっしゃいました。

Zimmermann(ツィンマーマン)(ドイツ)

1990年製。コンパクトグランド。音色が好みと違うのでなんとかならないかという依頼で訪問。調整後は大変喜んでいただいて、こちらもホッとしました。この大きさで、これだけの音量に驚きでした。もう少し手をいれると、もっといいピアノになると思います。次回のお楽しみに。

オーガストフォルスター(ドイツ)

1975年製。遠く旭川からわざわざの依頼があり、お伺いしました。ほとんどの鍵盤が止音不良という状態でしたが鍵盤調整からはじまり整音まで、丸一日かかりましたが、なんとかいい線まで仕上げる事ができました。とても柔らかい音色で、かつ音に伸びがあり、大変魅力的な音色でした。

BECHSTEIN(ベヒシュタイン)L(ドイツ)

1943年製。ピアニストの土山亜矢子さん所有のピアノ。札幌でのリサイタルを先日終えたばかりです。お疲れ様でした。現在は札幌にこのピアノを残して横浜在住。北海道に総合的な音楽教育を施す音楽学校を創る事が夢だそう。

ベヒシュタイン Classic118(ドイツ)

たまたま手に取った本を読んでからヨーロッパのピアノに興味を持ち、せっかくピアノを買うならヨーロッパのものをとリサーチ。結果、ベヒシュタインの音色に一番の魅力を感じ購入。車もヨーロッパ車。住んでいる場所も建物も含めて、こだわりの御家族です。ベヒシュタインらしいとても澄んだ音色です。

PLEYEL(プレイエル)P118(フランス)

ショパンが愛したピアノ『プレイエル』。将来このピアノで子供達にショパンを奏でてもらいたいとおっしゃってました。椅子の色もピアノに合っていていい感じです。中音から高音にかけては明るく華やかな音色、低音部はまろやかさも加わって素敵です。

ペトロフチッペンデール (チェコ)

メールで良いピアノありますよ、とお知らせしたらすぐに返事がきて購入して頂きました。こちらもびっくり笑。とっても温もりのある柔らかい音色です。ピアノの周りがお洒落です。右にあるピアノはYAMAHA G2E。

ベヒシュタインM180(ドイツ)

札幌市内にある宮越屋珈琲「ザ・カフェ」にジャズピアニストの小野塚晃さん(写真右下)をお迎えしてのコンサート。小野塚さんご自身もこのピアノの大ファンです。実はこのピアノ、小野塚さんが東京で選んだピアノなのです。パワーと音色の良さに会場のお客様も大変興味を持っていただきました。

ザウター114VisionNove(ドイツ)

南ドイツのピアノ。明るく輝きのあるロマンチックな音色。特に高音域の明るさには感動すら覚えます。インテリアも考えてこの機種を選択。ピアノが届くまで3ヶ月待っていただきました。待った甲斐あってお住まいの色調・デザインとピッタリです。

ベヒシュタイン Classic124(ドイツ)

お子様3人が毎日弾いています。お伺いする時にはいつもご主人がいらっしゃってピアノの話ではなくて車の話に…笑。もちろんピアノも大好きでピアノに関する情報にも敏感です。このピアノを使用したコンサートがあり、これに一目惚れしてこの時に使われたピアノを購入。