音響の良いアップライトピアノの設置場所

アップライトピアノの音響

音響によって弾き心地が左右されることは意外に知られていないようです。特にアップライトピアノは厚い外装に覆われ、後方には壁があり、どうしてもグランドピアノに比べると音響的に不利となります。それでも設置場所によってはとても良い音響を得ることができます。ここでは音響のとても良い場所に設置された例をあげて参りますので、アップライトピアノを設置する際の参考になればと思います。


空間の確保とピアノの後方に部屋がある

天井高は一般的なのですが、ピアノの近くに2階への階段があり広い空間が確保され、ピアノ後方に部屋があって後ろ方向への音もうまく逃げて拡散されます。吹き抜けの家と同様の効果となります。


ピアノの後方に階段がある

一般的に、広いスペース&高い天井が理想的なのですが、このケースではピアノの後方に2階への階段があり、ピアノの音がうまく上方に逃げて拡散されて心地の良い響きと弾き心地になります。 吹き抜けの家と同様の効果となります。


ピアノ後方に階段&吹き抜け

ピアノの後方に2階への階段、加えて吹き抜け。素晴らしい音響と弾き心地。ピアノは小型ですが、それを全く感じさせません。


ピアノの後方に空間

ピアノが設置してある部屋はフローリングで比較的広めのリビング。そして後方には空間があります(和室)。後方への音はこの空間へ逃げてくれます。そして広めのリビングが良い残響を生み、良い音響&弾き心地となります。アップライトは後方に進む音をどう処理するかで音響と弾き心地が大きく変化します。


部屋の中心にピアノを設置

一般的な天井の高さとスペース&床は絨毯ということで音響的にはマイナスなのですが、部屋の中心にピアノを設置してピアノの後ろは軽めの家具。アップライトは後方に進む音をどう処理するかで音響と弾き心地ががらっと変化します。この設置方法は、ほとんどの音が後方の空間に逃げてくれて、あちこちに音が反射して時間を置いて間接音が耳に届きます。これにより音響と弾き心地は格段にアップします。


ピアノ後方の壁が薄いベニヤ板

薄いベニヤ板の奥は空間があり断熱材があります。この断熱材が吸音材の役目を果たします。不快な音域は、まず薄いベニヤ板を通過し断熱材が吸音します。そして、心地よい音域は吸音されずに反射して耳に戻ってきます。そのため、パーティクルボード、コンパネ、石膏ボードよりも良い音響と弾き心地が得られます。アップライトピアノは後方へ進む音を考慮すると良いと、上記で述べましたが、こういった方法もあります。


吹き抜け&フローリング

ピアノ後方は石膏ボードで音響的にはマイナス。でも、吹き抜け&フローリングはこのマイナスを全く感じさせません。やはり吹き抜けの家は理想的です。素晴らしい音響と弾き心地が得られます。


吹き抜け2階部分のホール

ピアノ後方は石膏ボードで音響的にはマイナス。でも、吹き抜け&フローリングはこのマイナスを全く感じさせません。やはり吹き抜けの家は理想的です。素晴らしい音響と弾き心地が得られます。